きょうだいに母親をとられたと嫉妬していませんか?
こんにちは、高橋リエです。 『潜在意識が変わると、現実が変わります!』をテーマに、私がカウンセラーとして活動を始めた当初より綴っている、Ameba(アメーバ)ブログ 「毒親育ちのアダルトチルドレンが自由になるカウンセリング」の初期のブログ内容を再編集してお届けします。
今回は、「毒親さんのきょうだい差別」について、書いてみます。

毒親さんは「お幼児様」
毒親さんは、神経がサバイバル・モードで、白か黒かの二極思考ですので、
自分の子どもについても、「この子はオッケー」「この子はダメ」
と、短絡的に決めつけてしまいます。
娘と息子がいれば、娘にはきつくあたり、息子には甘い、
というパターンが、とても多いです。
姉妹がいれば、どちらかを、お気に入りにします。
だから、自分はずっと疎外されていた、母親に溺愛されていた兄(弟・妹)への
嫉妬心がおさまらない、というお悩みの方もいらっしゃいます。
お母さんを兄(弟・妹)にとられたと思い込んでいるチャイルドが、
なんとかして母親を奪い返そうと、戦略を練っていたりもします。
さんざん、疎外感を味わわされたあげく、親の遺産も、
兄(弟・妹)にぜんぶ渡ってしまって、自分はほぼゼロだった、
などというお話も、何度もうかがったことがあります。
どうしてこうなるのかといえば、
毒親さんは「お幼児様」なので、お母さんがわりの依存対象が必要だから。
さらに、人を見れば「敵か、味方か」という二極思考なので、
「こっちが味方で、あっちが敵」となりやすいから。
まあ、いずれにせよ自分勝手な都合であって、たいした意味はないのです。
でも、自分だけ疎外されたというショックが強いと、
それがトラウマになってしまって、
いくつになっても、それに囚われてしまいがち。
「なぜ、わたしだけ?」と苦しみ続けてしまうことが、よくあるのですね。
溺愛されずに疎外された方は超ラッキー
毒親さんに溺愛されている方が、わたしに会いにくることはなく、
お客様はほとんどが、疎外されていたほうのきょうだいです。
じつは、わたしの経験では、毒親さんに溺愛されたきょうだいは、
残念ながら、ろくな大人になっていないことが多いです。
うそつきだったり、母親そっくりの自己愛人間だったりと、
「人としてどうなの?」という有様になっていることもよくあります。
毒親さんに溺愛されると、おかしな人間になりやすいのですね。
「溺愛された=毒親さんと一体化した」ということだからです。
だから、溺愛されずに疎外された方は、超ラッキーなんですよ。
自分だけ可愛がられなかった、といまだに苦しんでいる方は、
母親を兄(弟・妹)にとられたと感じたときの悲しみがトラウマになっていて、
そのトラウマ=チャイルドに、人格を乗っ取られています。
そのチャイルドは、何歳くらいでしょうか?
我に返って、アダルトになって、冷静に考えてみると、
母親と一体化した兄(弟・妹)みたいになりたかったと思えますか?
たとえ1円も遺産をもらえなかったとしても、
毒親と一体化せずにすんだことには、かけがえのない価値があります。
なぜ遺産をもらえなかったのかと言えば、
親が「あの子は大丈夫」と思い込んでいたから。
口でなんと言おうと、態度がひどかろうと、本当はそれが原因です。
溺愛した子のほうが、じつはヤバイと、親自身、感じていたのです。
だから、親と一体化しない選択をした自分を、「よくやった!」と
心からねぎらってください。
そして、溺愛されたきょうだいを、「毒親の犠牲になってくれたのね」と、
感謝の目で見てあげてください。
実際には、溺愛されたきょうだいのほうが、たとえ自覚はなくても、
生きづらさが強いのですから。
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※当記事は、高橋リエがカウンセラーとして活動を始めた当初より綴っている、Ameba(アメーバ)ブログ 「毒親育ちのアダルトチルドレンが自由になるカウンセリング」から、人気記事を再編集して公開しています。
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