喜ぶのが苦手じゃありませんか？

こんにちは、高橋リエです。

『潜在意識が変わると、現実が変わります！』をテーマに、私がカウンセラーとして活動を始めた当初より綴っている、Ameba（アメーバ）ブログ 「毒親育ちのアダルトチルドレンが自由になるカウンセリング」の初期のブログ内容を再編集してお届けします。

今回は、めずらしく「喜び」について、書いてみます。

毒親育ちさんの多くは、喜ぶのが苦手

いつも悲しみや恐怖、怒りを取り上げていますが、
本当は、喜びが、生きるうえで、いちばん大事な感情なんですね。

喜びって、そのまま「生きるエネルギー」になるからです。

でも、毒親育ちさんの多くは、喜ぶのが苦手です。

いま思えば、わたしもそうでしたよ〜。

べつにそれで自分は困りませんでしたが、やはり子育てには
よろしくなかったなあ、と思っています。

子育てが上手な人って、子どもと一緒に喜ぶのが、とっても上手ですよね！

子どもに共感できないと、一緒に喜ぶことも、イマイチできない・・

それって、子どもにとっては、さびしいことです。

さらに、サバイバル・モードがマックスだと、
子どもにいいことがあっても、一緒に喜ぶのではなく、
「なんで、もっとがんばらなかったんだ」みたいになりがちです。

安心感がなくて、つねに焦燥感にかられていると、
喜びって、なかなか感じられないのですね。

子どものとき、「はしゃいでいると、親に怒られた」
そんな経験をくり返したせいで、喜ぶのをやめてしまうこともあります。

そうでなくても、本当の感情を感じないよう、つねに抑えているから、
ついでに喜びも抑えてしまうのかな、と思っていたのですが・・

よーく観察してみると、うれしいことがあったとき、
喜びを感じないよう、無意識にセーブしていることが、よくあります。

喜びは、人と分かち合うもの

どうしてセーブしてしまうのかなあ、って考えてみたのですが、
ひとつには、「喜びは、人と分かち合うものだから」かもしれません。

分かち合える人がいない場合、喜びが宙に浮いてしまい、
ちょっとさびしい感じになります。

だから、さびしくならないように、喜びを感じないよう、
抑えてしまう・・そんなことが、あるのかもしれません。

人ってもともと、本当の感情をしっかり感じて、
それを他者と分かち合いたい生き物なんですね。

でも、幼少のころ、親と気持ちを分かち合えないと、
心底がっかりして、もう喜びすら、感じるのをやめてしまいます。

そして、喜びのない人生を生きる、という選択をします。

だから、やりたくないこと、「ねばならない」ばかりやって、
ウツになってしまったりします。

それって、とっても残念だし、切ないことですよね。

子どもにとって、いちばん大切なことは、
自分が感じていることを、ありのまま受け入れてもらい、
共感してもらう、ということ。

そうすれば、自分の感じていることを尊重して、
喜びを選択して生きることができます。

感じるのって、ちょっと時間がかかりますから、
親がゆっくり待つ、じっくり見守る必要もあります。

でも、待つことって、余裕がないと、できませんよね。

おそらく、子どもにとって望ましい環境って、
親に、安心感と余裕があること、です。

逆に言えば、毒親さんには、その安心感と余裕がまったくない、ということ。

喜びについて書いていたはずが、なんだかシビアな話になってしまいました。

わたしは日本の大人たちに、もっと安心感と余裕ができて、
子どもの気持ちを何より優先し、尊重できる社会になってほしい、

そう、切に願っているのですね。

時代が変わりつつありますので、徐々にそちらに向かっていると
信じてもいます。

どうでしょうか？

あなたは、どんなふうに感じていますか？

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