夫にイラっとしてしまうワケ、ご存じですか?

こんにちは、高橋リエです。

『潜在意識が変わると、現実が変わります!』をテーマに、私がカウンセラーとして活動を始めた当初より綴っている、Ameba(アメーバ)ブログ 「毒親育ちのアダルトチルドレンが自由になるカウンセリング」の初期のブログ内容を再編集してお届けします。

今回は「夫にイラっとしてしまうワケ、ご存じですか?」というテーマで、夫につい、ギャンギャン怒鳴ってしまうとか、夫にたいする不信・不満が強い・・、そんな方に向けて書いてみます。

夫への不満は父親トラウマ

いきなり言うと、ピンとこない方も多いでしょうが夫への不満って、じつは父親への不満なんです。

えーーっ?!って思いますよね。

わたしは父親とは真逆の人を選んだけど?そう思っている人も多いと思います。何を隠そう、わたしもそうです。

父親が怖かった、父親の威圧感が負担だったから、わたしはもっとラクな人と結婚しよう!そう決めていたのです。

たしかに夫は怖くないし、ラクチンなのですがそれでも日常的に、イラっときたり、イマイマしく感じることが多々ありました。

何なんだろう、これ?と思って、ずいぶん分析しましたよ。

おかげでいろいろわかってきました。

わたしは夫が細かいことを言うと(たとえば冷蔵庫を開けて「ケチャップどこ?」と言うとか)それだけでイラっときたものですが、それは・・

父親が神経質で、細かいことでイチイチ母親に小言を言っていたのがストレスになっていた、でもそれをずっと我慢してきたのでトラウマになっていた、

だから、夫がちょっと細かいことを言うと、内容とは関係なく、父親トラウマが浮上して「うるさーいっ!!」という「神経の反応」が起きていたのです。

つまり、ほんとうは父親に「うるさーいっ!!」と言いたかったのだけれど、父は怖くて言えない、でも夫は怖くないので態度に表してしまう・・

だから、夫にとってはトバッチリ、なんですね。それに気づいてからは、だいぶ改善できました。

そんなわけで、一見、関係ないように見えても、夫への不満は、根っこが父親トラウマなんです。

夫に不満がいっぱいある人は、まず父親にたいして我慢してきたことをリストアップしてください。

そして「父親はこうだ」というのを「男はこうだ」と書き直してみてください。

父親は男性の原型となりますので、父親の影響で「男は◯◯だ」という思い込みがたくさんできています。

それを夫に投影しているのですね。

「自分が被害者」という思い込み

さらに「夫がひどい!」と強く感じている方は、

「わたしは被害者」「わたしは正しい」そんな思い込みが強力に刷り込まれている可能性が高いです。

どうしてそんなことを思い込むのでしょう?

お母さんが大変そうだった、つらそうだった、お父さんは勝手だ、お父さんはひどい・・

子どものときに母親を見ていてそう思った、
あるいは母親のグチを聞かされてそう思った、

すると、娘は母親を支えようとするので、

お父さんはひどい、お母さんは正しい、
だからお母さんを支えるわたしも正しい

そんな「無意識の思い込み」ができます。その思い込みが、成人して結婚してからも根強く生きているのです。

被害者は加害者でもある

とくに自分が母親と一体化していた場合は、わたしは被害者、悪いのは夫、だからわたしは正しいという三段論法で、夫を敵視し、攻撃します。夫がどう対応しようと、うまくいきません。

「わたしは被害者」「わたしは正しい」という思い込みは「無敵」だからです。

だって悪いのはつねに相手で、つねに相手が間違っているのですからね。

必ず相手に勝てる便利なツールなので、チャイルドが絶対に手放そうとしないのです。

どうでしょうか・・?

あなたは、自分が被害者で、自分は正しい、って思い込んでいませんか?

それを根拠にだれかを非難していませんか?

じつは、加害者も被害者もいません。いい悪いとか、正しいとか間違ってるとかもないんです。

往々にして、被害者になっている人は、相手に自分を攻撃するよう仕向けています。

そうやって自分で仕掛けておきながら、

「わたしは何も悪くないのに、こんなことされた」

と相手を非難して「勝ち誇り」ます。要は、相手に勝つためのゲームなんですね。

これ、仕掛けられるほうにとっては、ホトホトうんざりするゲームなんです。

でも自分が被害者だと思い込んでいると、相手の徒労感や消耗ぶりが見えません。

自分のほうがかわいそうだからです。

まあこれ、夫婦にかぎらず、親子間でもよくありますよね。

自分は被害者だと思いこんで争っている人は、自分が相手をとことん消耗させている、加害者でもあると気づいてくださいね。

<関連書籍>

お母さん、私を自由にして 高橋リエ
「お母さん、私を自由にして!」高橋 リエ著
単行本:224ページ
出版社:飛鳥新社
きづけない毒親 高橋リエ
「気づけない毒親」高橋 リエ著
単行本 : 192ページ
出版社 : 毎日新聞出版

<関連DVD>

DVD・動画「イライラ病の直し方 夫や子どもにイライラしなくなる5つのステップ」 高橋リエ
「イライラ病の治し方
夫や子どもにイライラしなくなる5つのステップ」
DVD・動画「現実の変え方、創り方」 高橋リエ
「現実の変え方、創り方」

※当記事は、高橋リエがカウンセラーとして活動を始めた当初より綴っている、Ameba(アメーバ)ブログ 「毒親育ちのアダルトチルドレンが自由になるカウンセリング」から、人気記事を再編集して公開しています。

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オフィシャルYouTubeでは、10分前後で「毒親講座」や「人間の仕組み」などを配信しています。

You Tube『夫が嫌なのは、父親トラウマのせい?!【人間の仕組み】』では、多くの女性が、父親を無意識に美化していますが、本当は、子供のころ、父親に我慢してきたことがたくさんあるんですね。

それが、夫にたいする不満になっていることがよくある、というお話をしています。ぜひ参考にしてください。

(音声だけ聴き流していただければ幸いです。)
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