仕事が続かない、頑張れない本当の理由

こんにちは、高橋リエです。

『潜在意識が変わると、現実が変わります!』をテーマに、私がカウンセラーとして活動を始めた当初より綴っている、Ameba(アメーバ)ブログ 「毒親育ちのアダルトチルドレンが自由になるカウンセリング」の初期のブログ内容を再編集してお届けします。

今回は「仕事が続かない、頑張れない本当の理由」というテーマで、書いてみます。

毒親育ちさんは仕事がデキル方もいる

毒親育ちさんの多くは、不安が強く、察するのが得意です。

そして「ひとりで頑張らなければいけない」と思い込んでいますし、「完璧にやらなければいけない」と思い込んでいる方も多いです。

さらに、「人の役に立たないと、存在する価値がない」とか「達成できないと、存在する価値がない」という思い込みも多いです。

なので、結果的に、仕事がよくデキル方が、少なくありません。不安が先立つので、先手先手を打ちますし、心配性なので、懸案事項は最優先で、手早く済ませます。

自らの存在価値をかけて、目前の課題に、文字通り必死で取り組みます。貧乏性も加わっていれば、周囲の人の分まで快くやってしまうでしょう。さらに、感覚マヒのために、疲れ知らず・・。

これって、会社にとっては、すごくありがたい存在、ですよね?

ある方は、上司や同僚の顔色をうかがいながら、つねに完璧でなければと、毎日死ぬ思いで、せいいっぱいお仕事をされていて、

「ひとりブラック企業です」と書かれていました。

つねに不安で過緊張のサバイバルモードは、仕事にはとても有益なのですね。

実際、毒親さんたち自身、親としてはサイアクでも、仕事上はやり手、という方が少なくありません。

日本人に仕事中毒が多いのは、みなさん、サバイバルモードだからなんですよ。

まあ、本人が幸せなら、それでいいのですが、たいていは、年々しんどくなります。

仕事が続かない、頑張れない理由

「だれもアテにできない」という思い込みがある人は、上司も同僚も部下もアテにならないので、どんどん自分の負担が増します。それで、心身がへとへとになってきて初めて、「なんかわたし、おかしいのでは?」って、気づくのですね。

そしてハタと、ほかの人は、もっとテキトーに、気楽にやってるんだ、と気がついて、驚愕したりします。

いっぽう、人間関係でトラブってしまって仕事が続かない、とか、そもそも、仕事をしたいのにデキナイ、という方々もいます。

頑張りたいのに頑張れない、すぐ人間関係でトラブって、耐えられなくなって仕事をやめてしまう、そんな方々です。

あらわれ方は対照的ですが、原因は、じつは同じ。どちらも、自律神経が危機的な状態だから、そうなってしまうのです。

過緊張・過活動で、頑張りすぎてしまう人は、交感神経が過活性。つねに過剰警戒で、生きるために、24時間、戦っています。

でも、ほんとうは、そんな必要、ないんですけどね〜。

幼いときに抑圧した恐怖感のせいで、自律神経が過剰警戒態勢だから、必要もないのに、過緊張・過活動に駆り立てられてしまうのです。

休む必要があることに気づく

この状態から、さらにストレスがこうじて、エネルギーが尽き、もはや警戒できない、これ以上は無理、となると、
こんどは副交感神経のなかの背側迷走神経が極度に活性化し、身体がフリーズして、動けなくなります。

「このままストレスにさらされていたら、生きられないよ」

そう身体が判断して、生きるエネルギーを温存しようと、活動をやめるのです。

アタマでは、もっと働きたい、会社に行かなきゃ、そう思っていても、身体が「ダメです」と禁じている状態。

生き延びるため、自分を守るために、よけいなストレスを排除しています。

つまり、ウツになって会社を休んだり、会社をやめたりするのは、じつは、生き延びるため、なんです。

だから、まっとうな選択なのですね。

ずっと、過緊張・過活動で突っ走っていた人でも、ある日とつぜん、「もうダメです」とストップがかかって、
急に動けなくなる、そんなこともありますよね。

「最初から、ストップかかりまくりなんですけど」という方は、幼いときから、ずーっと、非常警戒態勢でがんばってきたんです。だから、身体が「ダメです」と禁止令を出すのが、早いのですね。

人間関係にトラブりやすいのも、過剰警戒・過剰反応のせい。
すでにいっぱい警戒しまくって、疲労困憊しちゃってるんです。

だれでも、自分が基準、自分のことしかわからないので、こんなものだろうと思っていますが、毒親育ちさんはみな、ふつうの人より、うんと消耗しています。

ただ、それに自分で気づけていないだけ。

というわけで、過活動で頑張りつづけるか、動けなくなってやめるかの違いは、じつは紙一重だ、ということです。

頑張れない、すぐやめてしまう、それが悩みという方も、
自分には、ストレスを排除して、休む必要があるんだ、そのくらい、ずーっと大変だったんだ、

そう思ってみてくださいね。

<関連書籍>

お母さん、私を自由にして 高橋リエ
「お母さん、私を自由にして!」高橋 リエ著
単行本:224ページ
出版社:飛鳥新社
きづけない毒親 高橋リエ
「気づけない毒親」高橋 リエ著
単行本 : 192ページ
出版社 : 毎日新聞出版

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DVD・動画「現実の変え方、創り方」 高橋リエ
「現実の変え方、創り方」
DVD・動画「親の呪縛を解いて自由に生きるための5つのレッスン」高橋リエ
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※当記事は、高橋リエがカウンセラーとして活動を始めた当初より綴っている、Ameba(アメーバ)ブログ 「毒親育ちのアダルトチルドレンが自由になるカウンセリング」から、人気記事を再編集して公開しています。

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「仕事が続かない本当の理由【現実の仕組み】」では、仕事が続かないのには本当の理由があるというお話をしています。また、その対処法についても説明しているので、ぜひ見てみて下さい。

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