イヤなことを何度も繰り返し経験していませんか？

こんにちは、高橋リエです。

『潜在意識が変わると、現実が変わります！』をテーマに、私がカウンセラーとして活動を始めた当初より綴っている、Ameba（アメーバ）ブログ 「毒親育ちのアダルトチルドレンが自由になるカウンセリング」の初期のブログ内容を再編集してお届けします。

今回は、「なぜイヤなことが繰り返し起こるのか」について、書いてみます。

イヤなことがあったときに湧きあがる感情

ふつうはだれでも、何かイヤなことがあると、

「だからわたしはダメなんだ〜」

「どーしてあの人はいつもこうなのっ！」

とか考えてしまって、いつまでもグルグル悩んでイヤな気分にどっぷりハマってしまいますよね。

これ、わたしはいつも「思考の言い訳」とか「むだな思考」って呼んでいます。

そのイヤな出来事があったとき、たとえば、

傷つくようなことを言われた
バカにされた
悪口を言われたんじゃないか
いやなことを押しつけられた
誤解されちゃったんじゃないか

など、いろいろあると思いますが、そんなとき、あなたの中には、

傷つけられて悲しい
バカにされて、このまま無視されそうで怖い
悪口を言われて、嫌われそうで怖い
いやなことを押しつけられて、怖いしハラが立つ
誤解されたせいで、嫌われそうで怖い

といった「感情」が湧きあがっています。

ほんとうの感情を「なかったこと」にすることの弊害

でもその悲しさや怖さ、怒りなどを感じるのが「怖い」ので、無意識に、見ないようにします。

だって、そうした感情をガチで感じてしまったら、とってもつらいから・・。

そして、ほんとうの感情を見ないようにするために、

「わたしがいけなかったんだ・・」
「あいつがムカつくやつだからだ！」

などと「自分が悪い」「相手が悪い」という加害者・被害者思考に逃げてしまうのですね。

思考はいつでも合理的な結論を出したがります。だから誰かを悪者にして、合理化したいんです。

でも、本当はそんなこと、まったく関係ありません。

本当は、悲しみや恐怖や怒りを感じているのに、それを「なかったこと」にしているだけ。

「なかったこと」にして、ぐるぐる思考で悩みつづけますが、それでは結局、何にも解決しません。

それに、「なかったこと」にした感情さんは、感じてもらって解放されたがっているので、さらに何度も同じような経験をくり返します。

よーく考えてみると、そのイヤな出来事って、前にも似たことがあったのではないでしょうか？

じつはこれまで何度もくり返していますよね？

だから、何かしら不本意なこと、イヤなことが起こったときは、それを誰かのせいだと考えて、自分や相手を責めてぐるぐる悩むのではなく、

ただ、そのときに感じた本当の感情をしっかり見つめて感じるほうがよいのです。

ひどいこと言われて悲しい・・
嫌われてしまいそうで怖い・・

そんな自分の感情を尊重して、しっかり感じてみる

そうすることで、初めて一歩、前進できます。

もともとそれらの「感情」は、あなたが子どものときに我慢してきたもの。

我慢して「なかったこと」にしてきたから、その感情（トラウマ）が外に出たがって、あなたに何度も似た経験をさせるのです。

でもそのたびに「なかったこと」にしてしまうから、何度も何度もくり返すことになります。

トラウマ感情を解放する

どうでしょうか？

あなたにも、何か思い当たることがありませんか？

こんどイヤなことが起こったときはぜひ、加害者・被害者思考に逃げるのではなく、

「わたしはいま、何を感じてるんだろう？」

と探ってみて、しっかり本当の感情を感じてみてくださいね。

イヤな出来事が起こるのは、子どものころに我慢したトラウマ感情があるから。

それをしっかり感じきってしまえば、二度と同じようなことは起こらなくなります。

もう、必要がないからです。

こんどあなたにイヤなことが起きたら「チャンス！」ですよ〜。

ぜひ、自分の本当の感情を、しっかり感じてみてくださいね！

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