集団行動を苦手と感じた時に、どうしたら解消できる?

こんにちは、高橋リエです。

今回は『潜在意識が変わると、自然に行動が変わります!』をテーマに、私がカウンセラーとして活動を始めた当初より綴っている、Ameba(アメーバ)ブログ 「毒親育ちのアダルトチルドレンが自由になるカウンセリング」のかなり初期のブログの内容を再編集してお届けします。

私のYouTubeチャンネルで「悩みって、心の問題ではないんです!【人間の仕組み】」という関連動画も配信しています。

集団行動で感じる違和感・疎外感

集団になじめない、

自分だけ浮いているような違和感や疎外感を感じてしまう

そういう方は、いま少なくないと思います。

幼稚園や保育園から始まり、学校や職場など、どこへ行っても集団です。

そこで何となく居心地が悪い、

自分がどの立ち位置にいればいいかわからない、

そんな不安を感じて落ち着かないのです。

いったいどうしてそうなってしまうのでしょう?

育った家庭の位置関係から見えてくること

この問題にとりくむときは、まずクライアント様が育った家庭のご家族ひとりひとりについて、たがいの位置関係を考えていただきます。

紙に書いていただいたり、イスを家族に見立てて動かしたりして

両親やきょうだい、祖父母などが

たがいにどのあたりにいて、

どちらを向いているのか、

思い起こしてもらって、イメージしていただきます。

その状態で、自分の場所から

ほかの家族を眺めたときに

どんなふうに感じるか

あらためて味わっていただきます。

ある方のご家族の場合は、両親とほかのきょうだいがまとまって近くにいて、たがいに向き合っていますが、

自分と祖母だけ離れたところにいて、自分は両親のほうを見ていました。

離れたところから両親ときょうだいを眺めながら、その方は、

「あそこに行きたいけれど、どうやって近づけばいいかわからない」

そんなもやもやした感じを抱きました。

そしてそのもやもやした感じは、

職場で疎外感を感じるときの感じとよく似ている

と言っていました。

父親だけはなれたところにいて、そっぽを向いていて、

自分は母親やきょうだいの近くにいながら、父親のほうを見ている

そんな場合は、集団の中にいるときに、いつも少しはなれた人のことが気になって仕方ないかもしれません。

わたしたちにとって、

人の集団の原型は、育った家族です。

家族がまとまっていて、

みんながたがいに向き合っていれば、

ほかの集団に入っても、

自然にまとまりに参加できるでしょう。

でも、さまざまな事情でまとまっていなかったり、自分がはずれていたりすると、成長後、集団にたいして違和感を感じやすくなります。

じゃあどうすればいいのでしょう?

凍結された感情をときほぐし、解放していく

集団を前にすると、自分の居場所がわからず、違和感や疎外感を感じてしまう・・

そんなふうに感じるのは、育った家庭での家族のあり方に

もともとの原因があるのです。

じゃあいったいどうすれば、その違和感を解消できるのでしょう?

子ども時代の家族のあり方に、何かしら問題があったとしても、

本人はそのときまだ幼いので、自分では解決できなかったはずです。

たとえば、自分だけひとり離れて寂しかったり、ひとり離れている家族のことが気になっていても、何も言えなかったのではないでしょうか。

下手に何か言えば、もっと困ったことになる、そう思ったからかもしれません。

もし言えるような環境であれば、きっとすぐに改善されて、そういう家族のイメージにはならなかったことでしょう。

もっと近づきたいのに

どうしたらいいのかわからない、

もっとこっちを見てほしいのに、

どうしたらいいのかわからない、

そのときの寂しさや孤独、

悲しみなどの感情が、

自分の中で抑えこまれたまま、

凍結されてしまっています。

その凍結された感情が、成人後も、集団を前にしたとき無意識的に呼び起こされて、何だか不安な感じになるのですね。

だからその凍結された感情をときほぐし、解放していく必要があるのです。

過去の場面を再現して、そのとき言えなかったことを、思い切って言ってみる、

自分の気持ちを表現して、どうしてほしいか訴えてみる、

もちろん仮想のやりとりになりますが、重要なのは、ずっと我慢していた感情をしっかり感じてあらわすことで、解放していくということです。

実際にどんな展開になるかは、人によってちがってきます。

でも、凍結されていた感情が解きほぐされていくことで、潜在意識が変わってきます。

そして潜在意識が変われば、現実も変わるのです。

原体験のトラウマ感情を解放していくことができれば

集団を前にしたときの感じ方も自然に変わっていくのです。

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※当記事は、高橋リエがカウンセラーとして活動を始めた当初より綴っている、Ameba(アメーバ)ブログ 「毒親育ちのアダルトチルドレンが自由になるカウンセリング」から、人気記事を再編集して公開しています。

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