人にどう思われるかより、自分がどう思うか①~いい人でいるために、我慢しすぎていませんか?

人にどう思われるかより、自分がどう思うか①~いい人でいるために、我慢しすぎていませんか?

こんにちは、高橋リエです。
先月、私のYouTubeチャンネルで「『人にどう思われるか』は気にしなくていい、人の目を気にせず生きるコツ【毒親講座】」という動画を配信しました。今日は関連記事として「人にどう思われるかより、自分がどう思うか」をテーマに、私がカウンセラーとして活動を始めた当初より綴っている、Ameba(アメーバ)ブログ 「毒親育ちのアダルトチルドレンが自由になるカウンセリング」のかなり初期のブログの内容を再編集してお届けします。
前編「いい人でいるために、我慢しすぎていませんか?」では、人はだれでも、ありのままで価値があることをお伝えしたいと思います。
後編「人生脚本を書き換えよう」では、無意識のうちに決めた自分の生き方に気付いて、あなたらしい、生き生きとした人生を送ることについてお伝えします。(後編は近日中に公開の予定です)

我慢しすぎる日本人

学校教育をはじめとする「我慢は美徳」の日本文化

「我慢強い」ことって、美徳とされていますよね。
我慢しない = わがまま = 他者に受け入れられない
よって、我慢しないことはよくない、となるからでしょう。
和を重んじる、集団主義の日本では、
他者に受け入れられ、認められることが重要です。


日本の学校教育では、クラス単位で評価されることが多く、
クラスというコミュニティの中で、
他者とそろって協調し、努力するよう、日々教育されます。

※子どもを通じて学校に接し、
「日本人は学校でつくられる」とつくづく思いました。

農耕社会とか全体主義教育に適していた学校文化が、
いまだに変わらず続いているのだと思います。

おかげで、KYを恐れて、言いたいことを言わない人、
自分の本心がよくわからない人が、どんどん育っています。

ちなみに、アメリカには日本のような運動会はありません。
みんなそろって同じ動作をするのをよしとしたり、
紅組白組という集団対抗戦で盛り上がる、
という発想がないからでしょう。

日本では、周囲の目を気にして和を乱さず、
集団のために努力するように学校で長年教育しておいて、
いざ社会に出る段になると、てのひらを返したように、
「やりたいこと、自分の好きな道を探しなさい」
と突き放します。

これでは、周囲に気をくばってまじめにやってきた人ほど、
とまどってしまいます。

いま就活でつまずく人が多いのも、無理がないように思えます。
ところで、我慢の話、でした。

集団の和を重んじようと思えば、個人の怒りや悲しみは抑えることになる

うつになってしまった方のお話をうかがっていると、
すごく我慢強いんだなあと感心させられることが多いのです。

ふつうなら、もう耐えられなくなって、
「もういい、あきらめよう、こんな自分でもいいや」
となりそうなところを、
ぐぐっと自分を責めつづけられるのですから、
凡人よりずっとパワーがあります。

神経症などでおつらい方も、
本来はエネルギーが高いんだなあと感じます。

我慢強いことはよいことだと、
家庭でも学校でも教えられ、
なかでもパワーとエネルギーのある人たちが、
つらさ苦しさを我慢しすぎて、
ますますつらくなっているわけです。

なんだかもったいないですね。

何より、よくないと思うのは、
ネガティブな感情を感じること、あらわすことを
「いけないことだ」と我慢してしまうことです。
集団の和を重んじようと思えば、
個人の怒りや悲しみは抑えることになります。

感情はエネルギーです。
怒り、悲しみ、恐怖などを感じるのは、
生きるために必要であり、ごく自然なことです。
それを我慢してしまうと、
抑圧されたエネルギーが、自分を攻撃するようになります。

前振りが長くなってしまいました(^^;)

感情を抑圧することの弊害については、
次に書こうと思います。

「いい人」でなくてもいいんです

「しなければいけないこと」ばかりを頑張ってしまう「いい人」

毎日毎日「しなければいけないこと」でいっぱいだと、疲れますよね。

「しなければいけないこと」が終わってから
「やりたいこと」をしようと思っていると、
たいていは時間切れで、
「やりたいこと」はできずに終わってしまいます。

「しなければいけないこと」をすると、
生きるエネルギーは消耗しますが、
「やりたいこと」をすると、
生きるエネルギーは上がります。

「しなければいけないこと」ばかりやっていると、
生きるエネルギーが下がっていき、
ついには動けなくなってしまいます。

あなたの意識は「しなければいけない!」と厳しく指令を出しつづけますが、
からだが「もう無理!」と悲鳴をあげ、指令を拒否するのです。

「~しなければ・・でもできない」という葛藤で苦しくなり、次第に抑うつ状態になります。

そのままうつ病になってしまったり、
あるいは、無理を重ねて、からだが病気になってしまうこともあります。

生きるエネルギーを消耗するようなことは必要最低限にしたいものですが、
「しなければならないこと」ばかりを頑張ってやってしまう人は、
実はとっても「いい人」なんです。

人のために「しなければいけない」ことをするのと同じくらい、自分のために「やりたいこと」をしっかりやってみませんか

「いい人」は他人のために動くので、
「しなければいけないこと」がたくさんあります。

どうしてそんなに大変な思いをしてまで、他人のために動くのかというと・・

「いい人」は、「いい人でないと、人に認めてもらえない/自分には価値がない」
と信じているからなんです。

人に認めてもらうためには、「いい人でなければいけない」
だから、人のために「しなければいけない」ことは、すべて「しなければいけない」

そんな「 must 思考」に支配されているのです。

でも、本当に、「いい人でないと価値がない」のでしょうか?

「いい人でなければ自分には価値がない」という思い込みは、
たいていの場合、幼少時に、いい子でいると親にほめられたせいで、
幼な心にそう思い込んだにすぎません。

本来、人はだれでも、ありのままで価値があります。

自分よりも、他者の思惑や都合を優先して考えることは、美徳ではありますが、
自分をないがしろにしてまで他者につくすのは適切とは言えません。

人のために「しなければいけない」ことをするのと同じくらい、
自分のために「やりたいこと」をしっかりやるほうがいいのです。

あなたにはありのままで価値があります、
だからこそ、あなた自身が喜ぶこと、元気になることを、たくさんしてほしいのです。

あなたは自分のために生きていいのです


※当記事は、高橋リエがカウンセラーとして活動を始めた当初より綴っている、Ameba(アメーバ)ブログ 「毒親育ちのアダルトチルドレンが自由になるカウンセリング」から、人気記事を再編集して公開しています。

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「『人にどう思われるか』は気にしなくていい、人の目を気にせず生きるコツ」は、日本人がやたらと人の目や、人にどう思われるかを気にするのは、戦後の日本の子育てが、「評価目線」でおこなわれてきたからだ、というお話をしています。 そして、どうしたら、人の目や人の評価なんて気にならなくなるか、そのコツもお話していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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